長井市お試し地域おこし協力隊が実施されました
2023年8月29日~31日の3日間と2023年9月4日~10日の1週間の2回に分けて大学生計5名が参加してくれました。
お試し地域おこし協力隊とはこれからこのまちに移住したいと考えているやこのまちの地域おこし協力隊になりたいと考えている人にどのようなまちかを体験してもらうプログラムです。
今回は移住を視野に入れている人ではなく、参加することで関係人口になりうるプログラムを考えました。
29日~31日は北海道の大学生が3名参加しました。
主な日程
1日目
夕方 集合
夜 交流会
2日目
午前 伊佐沢小学校のぶどう農園訪問の同行と農園さんと意見交換
午後 長井高校探究コースのアドバイス
3日目
午前 プログラムを行って意見交換会
昼 解散
大学生にはそれぞれ大学で学んでいることや将来について関係のあるテーマをもって長井に滞在してもらいました。
1日目の夜にあった交流会では長井市の地域おこし協力隊をはじめ、地元の企業さんや農家さんにも参加していただきました。参加した大学生は2泊3日という短いプログラムの中では見ることはできなかった長井市のいろんな分野について各々意見交換を行っていました。大学生の中にはそこで知り合った人に後日会いに行くといったことも起こり、有意義な交流会になりました。
2日目は体験プログラムを用意していました。午前中には地元小学校が行っている地元農家見学に同行し、小学生とのふれあいや農家さんの話を聞くなどを体験しました。午後には地元高校の探究の授業に大学生としての意見・アドバイスを行いました。高校生にとっては新たな視点を手に入れることができ、大学生にとっては高校生がこの後どのような結論を考えるのかまた見に来たいといったようにお互いに刺激になる体験になりました。
3日目は1日目、2日目の感想や意見などをまちの人に対して発表する場を設けました。学生それぞれが体験を通して感じた長井市の魅力や可能性、現実やその難しさなど語りました。今回の参加者が総じて思ってくれていたことがSENNという場所に対しての期待感でした。今回のような長井市に来て観光では少し難しいまちの人との交流や意見交換を体験できる意味は大学生や若い人にとっては大きく、求める人が多くなってきています。その中でSENNみたいな場所がどのようなあり方をするかある意味脅迫にも似た期待感があるように感じました。
4日~10日の1週間は北海道の大学生1名と東京の大学生が1名参加しました。
1日目 4日(月)
15時 「SENN」集合
16時 自己紹介・オリエンテーション 撮影あり
18時 関係者交流会
2日目 5日(火)
8時 朝食
10時 「黒獅子の里案内人」街歩き
12時 昼食
13時 プログラム(ワタナベ製材見学、間伐森林見学
16時 自己テーマ決め
19時 楽街交流会
3日目 6日(水)
8時 朝食
10時30分 長井市の現状と課題の講習
12時 昼食
13時 「サウナ会」 in野川学び館 撮影あり
18時 山の下じゃないと
4日目 7日(木)
8時 朝食
10時 致芳コミュニティセンター百歳体操 障がい者パンの販売
13時 昼食
15時30分 長井高校探究の授業
19時 参加者交流会
5日目 8日(金)
8時 朝食
11時 くるんと見学
13時 昼食
14時 撮影インタビュー
・出身
・なぜ長井(このツアー)に来たいと思ったか
・長井の最初の印象
・ツアーの中で一番印象に残ったことは?
・これまで参加してみての感想
・移住先としての長井の可能性
19時 地域交流会
6日目 9日(土)
8時 朝食
10時 自由散策
12時 昼食
13時 自由散策(poketto
19時参加者夕食会
7日目 10日(日)
8時 朝食
10時 全体振り返り
11時 終了後のテーマ決め、発表
12時 解散
1日目はそれぞれSENNに集合してもらい自己紹介や長井市の説明などファーストインプレッションについて話してもらい、参加者交流会を行い仲を深めてもらいました。ここでお互いがどのような目的で長井市に来ることになったのかやパーソナル、バックグラウンドなどについて共有しました。
2日目は長井市がどのようなまちなのか地元の人が行うボランティア「黒獅子の里案内人」を利用して街になにがあるか、どんな歴史があるのかを見学しました。午後には地元の製材屋さんに行き、間伐の見学や製材の過程や現状などについてお話をお伺いしました。ここで製材の現状についてお伺いする中で午前中に見学していた丸大扇屋に使われている梁を見たことでその家の権威がわかるといったことが製材屋さんに行くことでストーリーがつながり学生たちにとっては印象に残る日の一つになりました。
3日目は市役所にご協力をいただき、長井市について行政視点のまちの特徴や魅力、取り組みについて説明していただきました。その後雨の中でしたが野川学び館の裏にある石淵渓谷のそばでサウナを体験し、2日目の間伐を利用して薪を使っていることや地元農家さんの作物のジュースがふるまわれ、楽しみながらもそこで行う意味を感じる体験をすることができました。
4日目はまちの方と交流する機会を用意しました。午前中は致芳コミュニティーセンターで行われている。高齢者の健康・コミュニティーを目的とした「百歳体操」がこの日は行われました。大学生たちは運動に参加し、そのあとのお茶会にも参加して地域の人と交流をしてもらいました。午後には長井高校の総合的探究の授業にお邪魔し、大学生の視点での探究についてお話しました。今まではメタ的に長井市のことを見てきましたがざっくばらんに地域の人とかかわることでまた一つ学生にとっては新たなまちの視点を持つことのできた一日になりました。